『共鳴磁場』2022年6月合併号
『共鳴磁場』編集長
望月孝彦

 
 今回は、回転現象に現れる「左右」「上下」そして《内外》の謎に迫ってみたいと思います。
 上下はどうして決まるのでしょうか。私は「求心性の渦の中心」に向かう方向が下と考えています。
 1956年、中国人の女性物理学者・呉健雄がコバルト60のニッケル60へのβ崩壊時に発生する電子が、N極側よりもS極側に多く出されることを見出しました。つまり、北がN極という「ローカルルール」を使わないでN極を規定出来ることになったということになります。また、右ねじの法則というのがあります(フレミング右手の法則ではない)。これは電流を右ねじが進む方向に直進させると、磁場が右ねじの回転方向に生じることです。電流を逆にすると、法則も逆になります。この現象により左右も説明出来ることになります。

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