『共鳴磁場』2022年7・8月合併号
EMOTO LABO
Office Masaru Emoto Germany
シュタイン亜希子

 
 先日「Medicine of the Earth」というオンラインのコングレスに、水をテーマとした内容でスピーカーとして参加させて頂きました。
 このコングレスは既に3度、開催されていました。このコングレスについて私は認識がなかったのですが、主要な内容としては、「母なる地球が私たち人間が生きていくうえで、時として必要としているMedicine(薬)をあらゆる形で提供してくれているか」という事を今一度考え直してみるように構成されています。そもそも日本語で薬という字を改めて見てみるとすぐに気が付きますが、薬は上部が草冠で下部が楽(楽しむ)という字で構成されています。つまり様々な植物をよく観察して、その頂点や利点を生かして薬として使用する、というのはどの文化圏でも常に嗜(たしな)まれてきた伝統だという事が解ります。
 一般的に雑草と呼ばれ、重要視されていない草や花(例えばオオバコ、タンポポ、クローバーなど)には、実はとてつもないパワーが潜んでいたりします。
 日本では春にはつくしを、5月の端午の節句には柏餅やよもぎ餅などを食べる伝統がありますが、それはおそらく単なる習慣ではなく、体をそれぞれの季節に応じて旬の薬草などを取り入れて行事として食する事で、昔の人は健康管理もしていたのではないかな? などと思います。
 ヨーロッパにも同じような風習があり、この時期にはこのような植物をこうして取り入れて食する、というような伝統がありますが、今の時勢では、一年中いつでも世界中の食べ物や食材が入手出来る環境なので、このような伝統的な風習が忘れられかけています。

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