『共鳴磁場』2024年5月号
『共鳴磁場』『HADO LIFE』編集長 望月孝彦

 

vortex47

 水を攪拌し対流を発生させる渦。水に限らず対流は循環と浄化作用をもたらします。今回は、水生植物を通して水の対流と浄化について考えてみたいと思います。

池の水辺のヨシ原(葦原)
 水辺で育つヨシ。ヨシは古くはアシ(葦:一部では今でもアシと呼ぶ)とも呼ばれ、沼や湖のほとりや川の流れが緩やかな河原や河口付近の沿岸部などによく生えているイネ科ヨシ属の多年草です。スダレ(簾)やヨシズ(葦簀)、茅葺屋根、楽器のオーボエや雅楽に使われる篳篥(ひちりき)のリードなど、様々な場面で使われてきました。ヨシ原が形成されると、水の流れが弱まり泥が堆積しやすくなります。枯れたヨシや動植物などの有機物も流れ出ることなく堆積し、それらを微生物が分解していきます。  

(京都市青少年科学センターより引用)
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