『HADO LIFE』2025年秋号
『HADO LIFE』編集長
望月孝彦
『HADO LIFE』編集長
望月孝彦
前回に引き続き「観察」について考察してみたいと思います。観察とは「見る」そして「意識に入れる」ということです。
量子物理学における「観察」とは、単に物事を見る行為ではなく、粒子の位置や運動量、スピン、光子の偏光などの量子状態を測定する行為を指します。この測定行為そのものが、量子系に影響を与え、可能性のある状態の中から一つの具体的な状態に強制的に収束させる結果を生じさせます。これは古典物理学とは異なり、測定が本質的に量子系に影響を与えるため、観測による「影響」が避けられないという特徴があります(検索による回答)
観察者効果とは、観察するという行為が観察される現象に与える変化を指します(ウィキペディア)