『共鳴磁場』2023年11月号
自然保護活動家、世界水まつり理事
呉 元成
自然保護活動家、世界水まつり理事
呉 元成
最近、自分の中でご先祖様に関する鬱滞した何かが晴れたのかもしれません。
呉、白石、山崎、上野。この地名とも聞こえる姓の先に今の私がいます。いろいろなタイミングを乗り越えて、呉を名乗って45年、土地を授かり、地球の一部として、縮図として、この土地を未来へ繋いでいくことが、私の一つの大きな使命であると感じ、46年目の誕生日に、私は養子縁組し、庄司の姓を継いでいます。この五つの姓のその先に、今、こうして生かされてることに心から感謝があります。
そのうちの一つの姓、「呉」は、紀元前1,100頃を生きた泰伯が始祖の国の名から来ています。その泰伯は姓を姫といい、昔の日本、倭の国は姫氏国と呼ばれた時代もあったと言われている様です。この泰伯を探ると隠された歴史も見え隠れするんですが、こうして探ると、その時代に生きた人達の何か、想いというか、エネルギーというか、波動というか、そういったものと繋がる気がして、楽しくも嬉しくも、面白くもある中、何か罪悪感のような、そんな気持ちに晒される事がよくありました。
戦争を通して、国同士が歪み合い、罵り合った時代の名残を感じているからだったのかもしれません。私の祖父は台湾からやってきました。その祖父は私に二つの名前を残してくれました。