『共鳴磁場』2024年6月号
シュタイン亜希子

 

 先月号の会報で、DETOXシンポジウムにファウンデーションのプロジェクトであるFdUR(私たちの内なる真なる音色から平和を! ドイツ語の Frieden durch Ur-Klangの頭文字をとったプロジェクトの名前、英語訳はPEACE through devine/ inner soundsです)が招待されたことをお知らせしていました。

 今回はこのシンポジウムでの成果について報告させていただきたいと思います。
 素晴らしいロケーションで開催されたシンポジウムでしたが、参加が許可されているのは、医療関係に従事している、医者、ハイルプラクテイカー、理学療法士、獣医、薬剤師などの専門職の方たちのみ。そんな方々が90人以上参加されました。

 5月3日は初日で、オフィシャルな開幕は夜の19時30分から始まった私たちのFdURの基調講演でした。この日の午後には、並行したプログラム(モジュールでいろんなワークショップが提供され、希望参加者はこのワークショップに参加することが出来る、という企画でした。このワークショップの一環で、私は、医師の方とチームを組んで、『水を包括的に理解し、セラピーに取り入れよう!』というテーマでワークショップを任されました。

 医師の方は国際水会議にも数回レクチャーをした経験のあるドイツ人女性 Kirsten Deutschländer (キルステンさん)で、彼女が臨床的な実験の結果や、彼女の経験した様々な水の効果(患者たちが水に対してどのような反応をしめして、どのような経緯をたどっていったか、などのエピソードを参加者に報告し、私が水からの伝言の内容を講演し、最後に体内の水を活性化させる『筋膜ヨガ!』を皆さんと一緒にして、締めくくりには一緒に水に関する歌を一緒に歌ったりしました。このワークショップは大成功で、非常に好評でしたので、来年もまた是非! というオファーがあり、とても良かったです。

 さて、このワークショップを終えた私は、早めの夕食を済ませて、夜の基調講演に臨みました。基調講演をするのは初めてだったので、それなりに緊張していました。そして初めて、チームを組んでFdURのメンバー合計3人(脳科学博士であるPeter Schneider(ペーターさん)、Annemarie Seither(アネマリーさん。そして私の3人組)で2時間の講演をしました。

 ここで、ペーターさんやアネマリーさんは彼らの長年の研究の対象であった(音楽や特殊な音(倍音)が脳に与える影響や病気を患っている人への取り組み)脳と音、そして体内の水との関連について色々なデータをもとに見事に素晴らしい内容を発表されました。

 私は、(水からの伝言を子供たちに伝えるEPPや、水の結晶写真を撮っている経験など)自分の活動を通して発見したことなどを個人的なレベルで、皆さんに報告し、なぜ、このようなFdUR(倍音を練習したり、倍音を聞くリスニングトレーニングやテストをとおして、左右の脳のシンクロ現象をかなりのスピードで実現して、右脳のある特定な場所を刺激し、アクティベーションすることで、エンパシーなど、愛と感謝を感じ、実践していくためにとても大切な波動を強めていく、という構成の平和プロジェクト)を私が考え出したのか、そしてどのような練習内容なのか、どのようなトレーニングなのか、そしてどのようなスピードで脳のシンクロが可能なのか、などについて皆さんにお伝えしました。

 そして最後の15分程度を利用して実際に練習内容の一部をみんなでトライしてみる、という構成で、講演を聞いていた皆さんはなんだか、ワクワクして聞いてくださいました。夜の講演だったので、眠たくなる人も居るかな?と思いましたが最後まで皆さんとても真剣に中身に耳を傾けてくださり、大きな拍手の中、無事基調講演が終了しました。
 
 今回の経験を通して、ドイツ語圏のお医者さんたちの中には、こういうタイプのコンセプトに興味をもって真剣に取り組んでくれる準備のある人がこんなにたくさんいるんだな! という事を実感でき、とても感動しました。基調講演の為にたくさん資料やデータをまとめたという事もあり、ちょっとした本にして皆さんに発信していくことを考えています。その他にも、色々な事が起こっていくだろう、と感じています。

 これからFdURプロジェクトがどのような進展をしていくか、本当に楽しみです。前回の会報でも言及しましたが、FdURを通して世界に蔓延している毒素波動を解消して、平和と調和のあふれる素晴らしい未来を創造するために少しでも貢献出来たら、これほど幸栄な事はありません。頑張っていきたいと思います。

愛と感謝を込めて


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シュタイン亜希子(Stein AKIKO)
オーストリア在住。大学卒業直後の2000年3月、ドイツ・ザールブリュッケン大学・翻訳通訳学科に入学。
2001年5月にはマインツ大学・応用言語文化科に転学し、さらに高いレベルの通訳翻訳スキルを磨く。
2005年春、ドイツ国家公認法廷通訳士、通訳士国家試験に合格。フリーランスの通訳・翻訳士として活動を始める。
2013年江本勝氏の書籍に感銘をうけ波動の勉強や西洋医学、東洋医学の勉強を始める。
2014年第19回国際波動インストラクタースクール修了。ドイツ語圏、ヨーロッパでのEPP活動を始め現在に至る。
連絡先/akikostein@gmail.com

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