歌手・一般社団法人和音(ニギオト)代表理事
物部彩花
2019年の11月に1ヶ月間横隔膜をただただ動かし続けることをしました。
何故かというと、ボーカリストは横隔膜を早く動かせたり強くなっていくと高い声がめちゃくちゃ出るようになっていくのです。
それを翌月のステージのために1ヶ月間ひたすら筋トレのようにし続けていったら、高い声はもちろん楽に出るようになったのですが、気がつけば性格が大きく変わっていたのです!
自分の声は好きですか?
人が持つ振動数で一番データが多く入っているのが、実は声なのです。その人の固有周波数です。もしそのデータ、自分の声があまり好きじゃない、嫌いっていうことは、この《嫌いという振動数を常に全細胞に浴びせかけ続けている》ことになります。それはとても怖いことなのです。
量子力学の二重スリット実験では、観察という行為が結果に影響を与えることが解りました。これは意識には素粒子に影響を与えることを示唆しています。私たちの身体には300穣個(穣=10の28乗)というとんでもない数の素粒子があるらしく、自分の声が好きでないのであれば、その300穣個の素粒子に毎日《自分の声が嫌い》という感情を浴びせていることになります。ですが自分の声が好きだとすれば、300穣個の素粒子全ての細胞に「好きだよ」という気持ちが伝わり、結果として細胞が全部変わっていくのです。
物理法則では、振動や音などは同じ周波数で振動すると共鳴して引き合っていくという法則を持っています。「自分の声が好き」「自分という個体の振動数が好き」そうすると同じ振動数同士しか引き合っていかないのです。そうです、声が変わる、好きになるということは自分自身が大きく変わるということなのです。一番大きなキーワードは「呼吸」になります。そのために横隔膜を鍛えていくのですが、前段階で腹圧呼吸を学びます。腹圧呼吸をマスターしていくと、勝手に自分の自身の身体が鳴ってくる、響いてくるのです。それが出来てから横隔膜を動かしていくのです。