『共鳴磁場』2023年10月号
自然保護活動家、世界水まつり理事
呉元成
自然保護活動家、世界水まつり理事
呉元成
みつはの杜には、微生物処理による循環装置のついたお風呂があります。私は設備屋として、一般住宅の水が使える様に、ガス(火)が使える様に、電気が使える様にと、暮らしのインフラを整える仕事を十数年してきまして、そのお陰で材料さえあれば大概の事は出来る様になりました。そんな仕事をしてきても、この循環風呂は初めて、そして、やっと作ることが出来た理想のお風呂です。上部に濾過フィルターのついた水槽をイメージしていただけると分かりやすいと思いますが、ポンプによって24時間循環してくれています。皮脂などの汚れは全て微生物が分解してくれていて、いつも水は透明で、浴槽を擦るとキュッキュと音が鳴ります。
地球の水循環システムとほぼ同じ仕組みで循環風呂は動いてくれていますが、そのコア技術は「バクチャー」という微生物活性作用を持つ粉末です。火山礫等の自然素材から成るこのバクチャーはBackto the nature を略した造語で岡山は津山で生まれた商品です。この出会いから、私の自然保護活動は始まりました。出会った当時で、既に7年間お風呂の水を入れ替えていないバクチャー風呂を見た時はとても衝撃的で、感動したのを覚えています。