『共鳴磁場』2023年11月号
小蜜柑 泰(こみかん たい)

 

リーディングから見えた特徴

 飲み物についてリーディングを調べていると、お酒には他の飲み物と明らかに異なる点がありました。過剰になると飲んだ本人はもちろん、家族や知人など周囲にも影響が及びやすいのです。痛切に感じたのは、飲酒癖のある(304)さんのリーディングに記された、速記者グラディス・デイビスの注釈です。

〔彼(304)は、彼の前半生において長年にわたって大酒飲みであり、妻や子供達はそのことで苦しんだ。〕
〔彼(304)は常にどこかしらの骨が折れているような状態であった、と彼の子供達は述べている。〕(304-5 男 70才)

 いかに激しい状態だったかが伺えます。この妻子を不憫に思いながらよくよく調べてみると、なんと、(304)さんはエドガー・ケイシーの父親でした。多くの業績を残したケイシーでしたが、子供の頃に家庭で厳しい思いをし、これを乗り越えてきたのだと知りました。
 ある40代くらいの女性から聞いたのですが、彼女の父親は飲酒癖があり、よく暴れていたそうです。彼女が小学生だったとき、お酒を飲んだ父親が暴れて、母親は足を骨折し、後遺症が残ってしまったそうです。詳細は省きますが、彼女は「母がケガをしたのは自分のせいだ」と、数十年間も自分を責め続けていました。

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